menu

中尾研究室について

人類の豊かで便利な現代生活は、有機合成によって得られる多種多様な有機化合物によって支えられています。膨大な数の有機合成反応がすでに知られていますが、それらの多くは、有機金属反応剤や有機ハロゲン化物の利用に代表されるように、分子をあらかじめ官能基化しておく必要があります。そのため、標的とする有機化合物の合成に多段階を要し、その過程で多量の副生成物を排出する問題があります。また、希少な化学物質や元素の利用も少なくありません。中尾研究室では、「有機分子にありふれた結合を直截的に新しい結合に変換する反応」および「ケイ素やバイオマスなど、自然に豊富に存在する資源を有効活用する反応」の開発を通じて、これらの問題にアプローチしています。その鍵となるのが「触媒」です。多彩な反応性を持つ「遷移金属錯体触媒」を軸に、有機合成に利用されているいろいろな触媒(ルイス酸触媒、有機触媒、酵素触媒、固体触媒)を複合的に利用して、これらの協働作用によって初めて可能になるような有機分子の変換を目指し、「有用」であるだけでなく、「サイエンスとしての新しさと面白さ」も追求しています。

News

2024.04.26
関君(D3)が日本化学会第104春季年会で学生講演賞を受賞しました。
2024.04.05
太田さん、小川さん、小池さん、田川さん、Montanezさんが4回生として研究室に加わりました。
2024.04.01
柏原博士が助教として研究室に加わりました
2024.02.19
Louis Jauffretくんが訪問学生として研究室に加わりました。

連絡先

中尾 佳亮 教授
nakao.yoshiaki.8n<-at->kyoto-u.ac.jp
(<-at->を半角の@に置き換えて下さい。)

〒615-8510

京都市西京区京都大学桂
京都大学桂キャンパス
AクラスターA3棟4階

学生・スタッフ居室:417 号室
実験室:418号室
教授室:420号室